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2週間経過です

こんばんは。斉藤たかみです。

23年第3回神奈川県議会が始まって早2週間が経過しました。

9月27日をもちまして、代表質問・一般質問が落ち着き、本日から常任委員会が始まりました。私の所属する文教常任委員会は明日からスタートです。

委員会での質問も揃え、あとは本番を待つばかりです。

季節の変わり目ということもあり、風邪を引きやすい時期なので、皆様も体調管理には十分お気をつけください。

明日から議会です

こんばんは。斉藤たかみです。

明日から、平成23年神奈川県議会第3回定例会が始まります。

前回の議会を終えてから、ブログで紹介させて頂いた様に数多くの視察に出向きました。

実際には紹介させて頂いた以外にも視察は結構行っており、その都度神奈川県政で活かせるであろう要素を吸収してきたつもりであります。

この9月議会はその勉強した成果を存分に発揮する議会であると考えております。

まだまだ新人議員ということもあり要領も悪いですが、選挙で私を県政の場に押し上げて下さった皆様のご期待に応えられるようしっかり頑張って参ります。

文教常任委員会視察報告③

【視察報告③】秋田県立横手清稜学院中学校・高等学校(9月2日)

最終日は秋田県に再び移動し、秋田県立横手清稜学院中学校・高等学校を視察いたしました。

秋田県立横手清稜学院中学校・高等学校は、平成16年に設立された秋田県内に2校ある県立中高一貫教育校のうちの1校であり、高等学校に普通科と工業高校に当たる総合技術科を併設する国内唯一の中高一貫校であります。設立されてそれほど年数が経過してないので、本当に綺麗な校舎でした。ここに通われている生徒さん達は本当に幸せだと率直に感じました。

同校では多くの特色ある教科や教育プログラムを開設しており、地元企業での長期インターンシップを行うキャリアアップ教育への取り組みや、環境ものづくり人材育成事業のモデル校としての小学校との連携など、特にものづくりに関する教育について、秋田県教育委員会による「高校生未来創造支援事業」と連携し、推進しているそうです。

また、私が非常に興味を持ったことは、中学3年までに生徒全員英検3級取得を目指すなど、英語教育にかなり力を入れていることと、平成22年に高校がスーパーサイエンスハイスクールに認定されたことでした。そこでいくつか質問をしました。

質問①:斉藤

英検3級の中学3年までの全員取得を目指す教育と聞いて、国際化に対応するプログラムは理解しました。最近は英検だけでなくTOEICやTOEFLの重要性も増してきています。これらをある程度のスコアーを持っていることで、英語の入学試験を免除するという大学もあります。高校において、TOEICやTOEFL対策のプログラムは行っているのでしょうか?

回答:吉原校長

例えばTOEICはビジネスとしての要素が強いため、秋田県内では未だに英検を重視しています。よってそのようなプログラムを特別に行っているということはございません。

質問②:斉藤

平成22年にスーパーサイエンスハイスクールに認定されたということですが、首都圏ではSSH校は東大進学率も注目されます。東北地方ということもあり、東京は遠いですが、過去4回の卒業生の進学先を見てみると、例えば私大は早稲田大学や神奈川大学など首都圏の大学への進学者も見て取れますが、東京大学への進学者がいないですね。土地の条件等からやはり東大を目指す生徒さんは少ないですか?

回答:吉原校長

本校はSSH校ではありますが、東大を目指すためにあるわけではありません。しかし、本校の生徒でも東大進学のために頑張っている生徒もいます。是非とも頑張って第1号となって欲しいものです。

スーパーサイエンスハイスクールに実際にお邪魔したのは人生で初めてだったものですから、かなり個人的に興味のある質問をしてしまいました。また、お話を伺っていて、中高一貫校のメリット・デメリットもお話下さいました。中高一貫校のメリットは高校入試というプレッシャーがないため、生徒にゆとりが生まれ、個人個人が興味を持ったことに専念することが期待されるが、それがゆえに怠けてしまう生徒もいるとのことでした。

私は以前より中高一貫校の導入推進については興味がありました。今回聞いたお話を参考にし、本県の教育においてもしっかり活かして参ります。


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文教常任委員会視察報告②

【視察報告②】岩手県教育委員会・平泉文化遺産センター(9月1日)

秋田県から移動し、次は岩手県庁で岩手県教育委員会にお話を伺いました。

まず、滝田委員長から東日本大震災で亡くなられた方へのお悔やみの言葉、そして本県としても復興への出来うる限りの尽力を約束するという言葉から視察が始まりました。

岩手県教育委員会では、平成13年4月に「平泉の文化遺産」が世界遺産暫定リストへ登載された後、平泉町、一関市及び奥州市等と連携し、世界遺産委員会へ提出する推薦書類の作成、推薦資産周辺における緩衝地帯の設定、市長での景観条例の設定における協力等を進め、また平成20年には推薦書作成委員会を設置し、国、関係自治体及び専門家等と協議を進めることなどにより本年6月の世界遺産登録に至りました。

平泉が世界遺産登録に至るまでの取組や今後の展望などについて色々話を伺いました。正直に申しまして、専門的な要素が非常に多く、難しいテーマでしたが、わが県の「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録に向けて非常に参考になることが多かったです。私は今後の啓発活動におけるインターネットの活用について質問をしました。啓発活動においては、周知イベントや学校における平泉を知る授業だけでなく、インターネットも重要な要素になる、しっかりと様々な方面からインターネットを活用していくとのことでした。

また偶然にも、その日の夕方に、文化審議会の世界文化遺産特別委員会は「富士山」(山梨県・静岡県)と「武家の古都・鎌倉」(神奈川県鎌倉市など)を政府が世界文化遺産として推薦することを了承したという嬉しいニュースが飛び込んできました。非常にタイムリーであり驚きましたが、鎌倉の世界遺産登録に向けて、価値のある視察となったということは言うまでもありません。

視察後は一関市に移動し、平泉文化遺産センターでお話を伺いました。

平泉文化遺産センターは、本年6月に世界遺産に登録された平泉文化遺産群の魅力を広く伝えるとともに、埋蔵文化財等の調査、保存を行う平泉町教育委員会の機関として、平泉文化遺産群の中心地に設置されております。いわば平泉の心臓部という位置づけで良いと思います。

お話を伺って非常に興味深かったのは、住民の方達の自主的な協力が素晴らしかったということです。驚いたことに、最初は世界遺産登録に向けて反対という住民の方もいたとのことですが、徐々に賛同を得られ、中には私有地を趣のある景観にされる方や、自動販売機を木目調にペイントされる方もいたそうです。

世界遺産登録はやはり、大変なことです。国、県、市町村そして地元住民の方との連携が強固でなくては実現は出来ないと認識いたしました。

今回の視察で学んだことを本県の「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録に向けてしっかりと活かして参ります。

ちなみにお話を伺った後に、バスで移動し中尊寺や金色堂などを見てきました。敷地内のを貼り付けておきます。是非皆様も機会がございましたら足を運んでみてください。


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プロフィール

斉藤たかみ

Author:斉藤たかみ
神奈川県議会議員(川崎市高津区選出)の斉藤たかみです。よろしくお願いいたします。

【最終学歴】
早稲田大学大学院政治学研究科修了

【会派役職】
立憲民主党・民権クラブ議会運営委員会部会長

【所属委員会】
文教常任委員会
社会問題対策特別委員会

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