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多摩川会

本日は、「多摩川会」の視察で川崎に行ってきました。

「多摩川会」とは川崎市選出の神奈川県議会議員で超党派で構成される会であります。

まず、神奈川県立東部総合職業技術校を視察しました。東部総合職業技術校とは、新卒の方や離転職者の方等が就職するために必要な知識と技能を習得するための職業訓練を行っている施設です。また在職者の方のためのスキルアップセミナーも開催しております。

非常に綺麗な施設であり、授業料は年間118,800円と、県立の高校の授業料と同じ額です。生徒さんも非常に真剣に技術の向上にはげんでいました。

私は当局の方に、「スキルアップのためのプログラムは充実しているのは理解しましたが、面接への対応の仕方や履歴書の書き方の授業は行っているのですか?」と質問したところ、授業でそのようなものはないが、しっかりと生徒さん個人個人に指導しているとのことでした。最近は大学新卒の生徒さんの数が非常に増えたそうです。就職難という現実がここでも見て取れます。就職率をアップするには経済の活性化が必要不可欠です。商工労働のメンバーと意見を多く出し合い、経済成長政策を訴える重要性を再確認しました。

次に、川崎バイオマス発電所を視察しました。

私はエネルギー対策のプロジェクトチームに所属しております。なおかつ、バイオマスと海洋エネルギーの担当でもありますから、興味深々でした。

川崎バイオマス発電所は、2011年2月に活動を開始した建築廃材等の木質バイオマス燃料を利用した出力33,000KWの国内最大のバイオマス専燃発電所です。川崎バイオマス発電で作られる電気は、一般家庭約38,000世帯が1年間に使用する電力量に相当します。

従来は産業廃棄物として処理されていた建築廃材等を燃料として利用することで、資源リサイクルへの貢献が期待されます。しかし、やはりエネルギーは一長一短でありますから、大気環境保全が大きなテーマと言えるでしょう。神奈川県のエネルギーを考える上で非常に参考になりました。

最後に、川崎市庁本庁舎で阿部孝夫市長との意見交換会が行われました。テーマは「国際競争拠点の整備」と「環境技術による国際貢献」といった2つのテーマについてでありました。京浜臨海部におけるライフサイエンス分野の国際戦略総合特区構想や、川崎市における先進的な環境問題への取組について、市長はじめ当局の方からの丁寧な説明がありました。それを聞き、神奈川県議会議員が質問をし、活発な議論が交わされました。

今回の多摩川会の視察は私にとって非常に勉強になるものばかりでした。もちろんしっかりと政策に活かして参ります。

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プロフィール

斉藤たかみ

Author:斉藤たかみ
神奈川県議会議員(川崎市高津区選出)の斉藤たかみです。よろしくお願いいたします。

【最終学歴】
早稲田大学大学院政治学研究科修了

【会派役職】
立憲民主党・民権クラブ議会運営委員会部会長

【所属委員会】
文教常任委員会
社会問題対策特別委員会

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