文教常任委員会視察報告③
【視察報告③】秋田県立横手清稜学院中学校・高等学校(9月2日)
最終日は秋田県に再び移動し、秋田県立横手清稜学院中学校・高等学校を視察いたしました。
秋田県立横手清稜学院中学校・高等学校は、平成16年に設立された秋田県内に2校ある県立中高一貫教育校のうちの1校であり、高等学校に普通科と工業高校に当たる総合技術科を併設する国内唯一の中高一貫校であります。設立されてそれほど年数が経過してないので、本当に綺麗な校舎でした。ここに通われている生徒さん達は本当に幸せだと率直に感じました。
同校では多くの特色ある教科や教育プログラムを開設しており、地元企業での長期インターンシップを行うキャリアアップ教育への取り組みや、環境ものづくり人材育成事業のモデル校としての小学校との連携など、特にものづくりに関する教育について、秋田県教育委員会による「高校生未来創造支援事業」と連携し、推進しているそうです。
また、私が非常に興味を持ったことは、中学3年までに生徒全員英検3級取得を目指すなど、英語教育にかなり力を入れていることと、平成22年に高校がスーパーサイエンスハイスクールに認定されたことでした。そこでいくつか質問をしました。
質問①:斉藤
英検3級の中学3年までの全員取得を目指す教育と聞いて、国際化に対応するプログラムは理解しました。最近は英検だけでなくTOEICやTOEFLの重要性も増してきています。これらをある程度のスコアーを持っていることで、英語の入学試験を免除するという大学もあります。高校において、TOEICやTOEFL対策のプログラムは行っているのでしょうか?
回答:吉原校長
例えばTOEICはビジネスとしての要素が強いため、秋田県内では未だに英検を重視しています。よってそのようなプログラムを特別に行っているということはございません。
質問②:斉藤
平成22年にスーパーサイエンスハイスクールに認定されたということですが、首都圏ではSSH校は東大進学率も注目されます。東北地方ということもあり、東京は遠いですが、過去4回の卒業生の進学先を見てみると、例えば私大は早稲田大学や神奈川大学など首都圏の大学への進学者も見て取れますが、東京大学への進学者がいないですね。土地の条件等からやはり東大を目指す生徒さんは少ないですか?
回答:吉原校長
本校はSSH校ではありますが、東大を目指すためにあるわけではありません。しかし、本校の生徒でも東大進学のために頑張っている生徒もいます。是非とも頑張って第1号となって欲しいものです。
スーパーサイエンスハイスクールに実際にお邪魔したのは人生で初めてだったものですから、かなり個人的に興味のある質問をしてしまいました。また、お話を伺っていて、中高一貫校のメリット・デメリットもお話下さいました。中高一貫校のメリットは高校入試というプレッシャーがないため、生徒にゆとりが生まれ、個人個人が興味を持ったことに専念することが期待されるが、それがゆえに怠けてしまう生徒もいるとのことでした。
私は以前より中高一貫校の導入推進については興味がありました。今回聞いたお話を参考にし、本県の教育においてもしっかり活かして参ります。

最終日は秋田県に再び移動し、秋田県立横手清稜学院中学校・高等学校を視察いたしました。
秋田県立横手清稜学院中学校・高等学校は、平成16年に設立された秋田県内に2校ある県立中高一貫教育校のうちの1校であり、高等学校に普通科と工業高校に当たる総合技術科を併設する国内唯一の中高一貫校であります。設立されてそれほど年数が経過してないので、本当に綺麗な校舎でした。ここに通われている生徒さん達は本当に幸せだと率直に感じました。
同校では多くの特色ある教科や教育プログラムを開設しており、地元企業での長期インターンシップを行うキャリアアップ教育への取り組みや、環境ものづくり人材育成事業のモデル校としての小学校との連携など、特にものづくりに関する教育について、秋田県教育委員会による「高校生未来創造支援事業」と連携し、推進しているそうです。
また、私が非常に興味を持ったことは、中学3年までに生徒全員英検3級取得を目指すなど、英語教育にかなり力を入れていることと、平成22年に高校がスーパーサイエンスハイスクールに認定されたことでした。そこでいくつか質問をしました。
質問①:斉藤
英検3級の中学3年までの全員取得を目指す教育と聞いて、国際化に対応するプログラムは理解しました。最近は英検だけでなくTOEICやTOEFLの重要性も増してきています。これらをある程度のスコアーを持っていることで、英語の入学試験を免除するという大学もあります。高校において、TOEICやTOEFL対策のプログラムは行っているのでしょうか?
回答:吉原校長
例えばTOEICはビジネスとしての要素が強いため、秋田県内では未だに英検を重視しています。よってそのようなプログラムを特別に行っているということはございません。
質問②:斉藤
平成22年にスーパーサイエンスハイスクールに認定されたということですが、首都圏ではSSH校は東大進学率も注目されます。東北地方ということもあり、東京は遠いですが、過去4回の卒業生の進学先を見てみると、例えば私大は早稲田大学や神奈川大学など首都圏の大学への進学者も見て取れますが、東京大学への進学者がいないですね。土地の条件等からやはり東大を目指す生徒さんは少ないですか?
回答:吉原校長
本校はSSH校ではありますが、東大を目指すためにあるわけではありません。しかし、本校の生徒でも東大進学のために頑張っている生徒もいます。是非とも頑張って第1号となって欲しいものです。
スーパーサイエンスハイスクールに実際にお邪魔したのは人生で初めてだったものですから、かなり個人的に興味のある質問をしてしまいました。また、お話を伺っていて、中高一貫校のメリット・デメリットもお話下さいました。中高一貫校のメリットは高校入試というプレッシャーがないため、生徒にゆとりが生まれ、個人個人が興味を持ったことに専念することが期待されるが、それがゆえに怠けてしまう生徒もいるとのことでした。
私は以前より中高一貫校の導入推進については興味がありました。今回聞いたお話を参考にし、本県の教育においてもしっかり活かして参ります。
